通関士の合格率

実務未経験者の通関実務対策

●「通関実務」の出来が合否を左右する。たっぷり時間をかけること


通関士試験に向けた勉強法を考える上で、最も重視すべき科目はずばり「通関実務」です。

通関士試験においては、近年出題が極めて難化してきており、実務経験者であっても一筋縄ではいかない科目であると言われています。
ましてや実務経験のない受験生が独学で挑戦するとなればなおのこと、対策に注意が必要です。



●独学受験生の通関士勉強法のポイントは「通関実務への早期着手」


ズバリ通関実務攻略のカギは、「問題演習の量をいかに増やすか」にあります。
よって、受験対策の段階ではいち早く取り組み始め、本試験までに数こなせる時間を確保することが第一です。

スタンダードな通関士試験対策の勉強法は「関税法⇒通関業法⇒通関実務」の順ですが、独学受験生であれば「関税法⇒通関業法」のフローと並行して通関実務に着手してしまうのが得策であると言えます。

「いやいや、何の知識もなければそもそも問題なんて解けないでしょう」というお声が聞こえてきそうですが、最初のうちはそれでも何ら問題ありません。
通関実務という科目でどんな問題に取り組むのかを把握し、とりあえず問題を読んで解答を見ながら考えてみる、という作業を経る中で、通関実務攻略のコツのようなものが分かってくるはずです。

もっとも、関税法や通関業法の学習を経ても、必ずしも通関実務が解ける様になるわけではありません
例えば計算手順、資料の数字・データのどこに着目するか、定率表の見方等、通関実務対策における重要なポイントは、前出の法令学習では全く出てこないからです。

むしろ、通関実務に早期になじんでおくことで、関税法や通関業法を学習する上で重要になる点が明らかになるため、多少強引であってもこの際いきなり通関実務に着手してしまった方が、学習効率上より良いという意見もあります。



●通関士試験では「通関実務」を捨てることは出来ない


ところで、「そんなに通関実務対策が大変なら、その分他の設問で得点を稼げば良いのでは」とおっしゃる方もいるでしょう。

もちろん、得意科目を伸ばすやり方で合格を目指せるといった可能性はありますが、通関士試験では特定の科目をばっさり捨て去ることができないようになっているので、ある程度の取り組みは必要です。

具体的に言えば、通関士試験での各科目の基準点は6割となっており、通関実務においても例外なく6割は得点しなければなりません。
実際のところ、不合格者の大半が「通関実務での6割未達」で悔しい思いをしています。

よって、通関士試験対策の勉強法を考える上では、何はともあれ「通関実務」に注力する必要があります。
独学受験生は特に、心して臨みましょう。

>>短期間で効率よく通関士の資格を取るための勉強法とは?