学習時間の作り方

いうまでもなく、学習時間の確保は合否を決定する重要な要素になります。
特に働きながら受験をめざす社会人の方にとって、毎日決まった時間を確保するのはむずかしいことでしょう。
でも試験直前にまとめて時間をとって、一気に勉強するのはやめてください。
合格者の多くはやはり、毎日の勉強の積み重ねで合格を勝ち取っているのです。
毎日短時間でもよいですから、意識的に学習時間を確保する努力が必要です。
「忙しくて時間がない」のは誰もが同じ。
だから、受験生は「意図的に時間をつくり出す」ことが重要です。
通勤時間を利用する
通勤時間は毎日、同じ時間帯に同じだけの時間を確保できます。
慣れてくると、社内で過ごす時間の貴重さが身にしみてきます。
そして通勤時間の学習では、なんといっても通信講座のメディア教材が活躍してくれます。
この場合活用をお薦めするのは講義内容を録音したCD教材などです。
朝起きたばかりでまだ頭がぼんやりした状態でも、文字を読む学習とはことなり、音声はすんなり頭に入ってくるからです。
また通勤時間は、意図的に使わなければ普段はやり過ごしてしまう時間だからこそ、繰り返し作業に適しています。
同じ講義を繰り返し聴く、カードにまとめて法律用語を繰り返しめくる、など繰り返しほど知識が定着する学習法はないのです。
それには特に、通勤時間を活用しましょう。
仕事の空き時間を利用する
昼休みはサンドイッチと参考書を持って公園に行ったりしましょう。
食事の後や午後一服するときに時間をとって勉強します。
ほんの10分、15分だけだから、かえって集中力もとぎれることなく身が入ります。
10分週5回、半年続けるとそれだけでゆうに20時間は勉強したことになります。
図書館を利用する
土曜日、日曜日は、図書館が開く時間から活用しましょう。
これを習慣にすると週末の自己管理もラクになります。
通関士の試験勉強ではないかもしれませんが、図書館には大抵、何かしらの試験に向けて励んでいる人の姿がみつかるものです。
一言も話さなくても、そんな彼・彼女からは、刺激・意欲をもらえるものです。